穀物の先物取引のポイント
先物取引の投資先として穀物を対象とする場合もあります。消耗品である食べ物を投資対象とすることに違和感を感じる人もいるかもしれませんが、時期や価格変動の状況をうまく把握すれば大きな利益を得ることが可能です。
穀物の先物商品はおもにとうもろこしと大豆です。どちらも呼値は1tが原則。倍率はとうもろこしが100倍、大豆が50倍となっています。
では価格の変動はどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。とうもろこし、大豆ともに最大の生産国はアメリカとなっています。とくにとうもろこしは生産の4割、輸出の7割と大きく比重が偏っている状況です。それだけにアメリカの市場動向がポイントになります。5大湖周辺をはじめとするいわゆる「コーンベルト地帯」の天候や土地の状況などは欠かさずにチェックする必要があるでしょう。また大豆の場合はアメリカの農務省(USDA)による発表が市場への大きな影響力を持っています。
作物ですから、価格が変動する時期というものがあります。4月~9月の間は天候によって変動することが多い「天候相場期」と呼ばれ、10月~3月は市場の需要と供給のバランスによって変動することが多い「需要相場期」と呼ばれています。これらの動向をしっかりと把握しておくことが穀物の先物取引に不可欠となるでしょう。